アーカイブ
KOF XIII : プロデューサー山本氏 インタビュー、ヨーロッパ公式プレイステーションブログ
欧州ではいよいよ発売3週間前に迫ってきた家庭用KOF13。ヨーロッパの公式プレイステーションブログでは、プロデューサーの山本氏にインタビューを行っています。
内容のほとんどがゲームの基本的な紹介となっていますので、目新しい所だけつまんで和訳しました。
・
PlayStation Blog: このゲームは元々アーケードで出ました。アーケードの客に向けてリリースするのはどのようにゲームバランスに影響するのでしょうか?家庭版には追加で変更を加えていますか?山本プロデューサー: アーケードのリリースは確実に家庭版のゲームバランスに影響を及ぼしています。私達は沢山のご意見をKOFXIIIのアーケードプレイヤーの方々より頂きました。そのうちの一部は直接私たちに送られてきて、他のものはレビューサイトや掲示板で見受けました。全てのご意見が私達にとって貴重です。皆様のリクエストを全部実装する事はできませんが、家庭版をバランスする際には考慮するように頑張りました。
PlayStation Blog: 過去のKOFタイトルはアーケードから家庭版のリリースまでの機関が短かったです。それに比較してKOFXIIIはアーケードのリリースから一年以上も後となります。この期間を用いて更にコンテンツを制作したり家庭用専用の要素を実装しましたか?
山本プロデューサー: 修整の必要な部分に修整を加えつづけたりファン達が欲しがっていたコンテンツを追加していたら、何時の間にか一年が過ぎていました。ファンの皆様をお待たせさせてしまった事をお詫びします。しかし代わりに充実したコンテンツが入っていますので、是非期待してください。
PlayStation Blog: 今では格闘ゲームにとってオンラインは極めて重要な要素となっています。KOFXIIに比べ、ネットコード、マッチメイキングや他の要素など、どのような改善を加えましたか?
山本プロデューサー: 私達はネットコードについて沢山のコメントをプレイヤーの方々より頂きました。そしてオンラインの動作を向上させるため、ネットコードを完全に見直しました。私達は敷居値を再度見直し、転送データの内容を最適化し、トラフィック増加を処理する方法を変更したり、数々の事を行っています。
PlayStation Blog: プレイステーションVitaは格闘ゲームにおいて究極の携帯機となりつつあります。このハードウェアについてはどう思われますか?PSVitaでKOFのタイトルを未来に見る我々が可能性は?
山本プロデューサー: プレイステーションVitaは操作性が良く、ラインアップが魅力的で、ユーザーからの反応もいいですし、私も開発者としてだけではなく1ユーザーとしても興味を持っています。個人的には、もし機会が訪れたらPSVita向けのKOFタイトルを是非作りたいです。
PlayStation Blog: 私達はまだSVC Chaosや Capcom vs SNKが忘れられません。両社のキャラクター達がクロスオーバーしているタイトルをまた目にする事は適うと思いますか?
山本プロデューサー: クロスオーバー系のゲームは興奮をファン達に与えるだけではなく私達開発者にも与えてくれますので、そのうち作れる日が来る事を望んでいます。それを実現させる為、私達はベストを尽くし、KOFをより大きく、より良くしていきます。
PlayStation Blog: 次にSNKPlaymoreは何を作りますか?ご存知かもしれませんが、我々の多くはまだ新規の餓狼伝説のタイトルを待ち望んでいます。Mark Of The Wolves 2 のプロジェクトを復帰することとかはできませんか?
山本プロデューサー: 私達の社内にもMark Of The Wolvesファンはいますので、続編を作ることはとても魅力的に感じます。Mark Of The Wolvesだけではなく、他のタイトルに関しましてもファンから続編の要望はあります。ネオジオバトルコロシアムの続編を欲しがっている人さえもいます。 そして次にどのようなゲームを作るかに関しては、現在概念的な段階にあります。私の目標は、できる限り多くのファンの方々の期待に答えることのできるプロジェクトを発進する事です。
KOF : 欧州特典の写真公開、Capcom小野氏カプエス3語る、KOFXIII動画
雑記集
-欧州版の特典に使われる絵柄などがが一般公開されました。表に不知火舞の絵、裏にコマンド表が載っているポスター、イラスト、壁紙、映像、アッシュ編のビジュアルストーリーなどが入っているデータディスク(紫色)。そしてリバーシブルな絵柄になっているゲームのパッケージ。更に初回予約した場合、追加特典として米国と同じディスク4枚組のサウンドトラックがついてきます。
http://media1.shopto.net/pictures/XB2KI27/A.jpg
http://ecx.images-amazon.com/images/I/71fwhYY6emL._AA1035_.jpg
・
・
-フランスのイベント『Paris Manga & Sci-fi Show』より家庭版KOFXIIIの直録動画が2本、Maxmode.netよりリリースされています。イベントでは初心者と上級者のトーナメントが行われ、近いうちに残りの動画も大量リリースされるとの事。なお、この大会は欧州パブリッシャー・Rising Star Games が所有する最新のビルドで行われ、明日のロンドンの大会でも使用されるそうです。ロードが遅い等は相変わらず開発用機なのが原因の様子。
http://www.youtube.com/watch?v=g0k-wL8tPJE
http://www.youtube.com/watch?v=orTyxiandq8
・
・
-体験版、日本の発売日などについての先週末の記事を読み飛ばしてしまった方はこちら。
KOFXIII : 日本の発売日は欧州と同じ、発売前に体験版は出ない-欧州パブリッシャー、ユーザーの質問に公式回答
・
・
-カプコン・ストリートファイター4シリーズの小野義徳プロデューサー。EGMnowのインタビューでカプエス3について尋ねられたところ、次のような受け答えをしていました。リップサービスの多い小野氏の為あまり意味は然程無い感じですが、海外等からのリクエスト次第、なのかもしれません。
『ああ(笑)。その考えにはThe King of Fighters XIIIを試すまでこれといって同賛できませんでした。実際遊んでみたら結構関心しまして、素晴らしい仕事をしていると思いました。そういう訳でして、少なくとも以前よりは、それに関しては聞く耳を持っています。』
Ahhhh. [laughs] I wasn’t necessarily sold on that idea until I played The King of Fighters XIII. I’m actually really impressed with it, and think they did a great job with it. So, you know, I’m open to the idea, at least more than I was before.
http://www.egmnow.com/articles/news/egm-interviewyoshinori-ono/
KOF XIII : 日本の発売日は欧州と同じ、発売前に体験版は出ない-欧州パブリッシャー、ユーザーの質問に公式回答
欧州パブリッシャー・Rising Star Games。以前より家庭版KOFXIIIの販売プロモーションとしてイベントでの展示、数々のトーナメントでのゲーム出展のほか、直接欧州のコミュニティーと連絡を取り、ユーザーからの質問へ公式的に回答をする機会を作っています。今回はスペインのKOFコミュニティー・SpekSNKで集められた質問に答え、数々の疑問を拭い去っています。なお、これは公式回答集ですが、欧州市場の事となっていますので日本市場に全て当てはまるとは限りません。
・
・
・
http://www.speksnk.org/foro/viewtopic.php?p=573616#p573616
・
・
Rising Star Games・プロダクトマネージャー イェン・ハウ氏(Yen Hau)とのQ&Aセッション
以下、和訳-
・
・
1・ Rising Star Gamesはヨーロッパでサムライスピリッツ閃をリリースしましたが、スペインでは店頭で見つけるのが非常に困難なタイトルでした。そのため、KOFXIIIがスペインにも行き渡るほど十分に出荷されるのか、私達はとても気がかりです。
A: 私達はできるだけ頑張りますが小売りの協力を得られるかどうかは別として、それ以外にも購入方法は存在します。現在どれほどの協力を得られるかはまだ言えませんが、10月末に近づくにつれてもっと明白になるかと思います。ご安心ください、私達はPALのパブリッシャーとして、できる限り多くの小売店に出回るよう、いつも努力しています。
・
・
2・ 発売日は日本と同じ10月28日となりますか?価格は?スペインのAmazonで予約は可能ですか?
A: 11月25になるとの発表を最近させて頂きました。これは日本と同じ日付けですし米国のリリースからほんの数日の違いですので、以前と同じくほぼ全世界同時リリースとなります。販売価格は小売店によって違いますので何ともいえませんが、同時期に発売される他のゲームと十分競える価格となります。スペインでは既に発売を予定している小売店で予約をできる筈ですが、何時頃買えるかは各店舗によるかと思います。(注: 日本では延期後、発売日の公式アナウンスはまだされていません。しかし、もしイェン氏の言った日付に日本の発売日が変更となった場合、時差等含め実際は木曜11/24になると思われます。)
・
・
3・ 北アメリカのパブリッシャーであるアトラスは予約特典としてKOFのサウンドトラックCD4枚組、そして日本では予約特典として無料のDLCキャラクターがついてきます。ヨーロッパでも予約特典はつきますか?また、コレクター版などは出ますか?
A: つい先日、KOFのサウンドトラックCD4枚組が予約特典としてヨーロッパで付く事を発表しました。これは限定品ですので、どうぞご予約を! また、Rising Star GamesではPALリリースにいくつかオマケをつける予定です。表に絵、裏にコマンド表が載っているポスター、そしてイラスト、壁紙、映像、アッシュ編のビジュアルストーリーなどが入っているデータディスクをつけさせて頂きます。また、(パッケージを)リバーシブル・スリーブにする事を考えていますので、通常の絵柄と別の絵柄を選択できるようになる予定です。
・
・
4・ 私達の一番の心配事はネットコードです。どんなネットコードを期待しても良いのでしょうか?ラグ無しでスムーズですか?スーパーストリートファイター4やブレイブルーCSに匹敵できるレベルですか?
A: SNKPlaymoreは新規のネットコードをKOFXIII用に制作しており、これはブロードバンドや光ファイバー向けに最適化されています。まだネットコードの開発にSNKPlaymoreがとりかかっている最中ですのでこれ以上の情報は持っていませんが、私達は良いネットコードがいかにKOFXIIIの成功に大切なのかをわかっていますし、それを実現させる為に頑張っています。
・
・
5・ オンラインモードにはどのようなオプションがありますか? シングルバトルは選択できますか、それともチームバトルのみになりますか?ストーリーモードやアーケードモードを遊びながらの待ち受けは可能ですか?(対戦相手を探す時)プレイヤーの腕前や地域、接続速度などの選択フィルターはありますか?
A: ネットコードが完成したらもっと情報が入りますが、地域・名前・フレンドリストなど、複数の検索フィルターが予定されています。SNKPlaymoreはプレイヤーの皆様ができる限り最高のオンラインプレイをできるよう、頑張っています。
・
・
6・ アーケード版のKOFXIIIでは、ライデン(ビッグベア)など、7体のキャラクターが別コスチュームを持っていました。今までのビルドで(家庭版では)京とエリザベートにもこの様な別コスチュームが用意されているとわかりました。将来更に多くのキャラクターに実装されるのは期待できますか?
A: 別コスチュームは家庭版にも含まれますが、将来追加でもっと実装されるかは現在コメントできません。
・
・
7・ 炎を取り戻した庵がDLCキャラクターとして発表されましたが、どのぐらいの価格となりますか?追加キャラクター以外のDLCは予定されていますか?体験版はXboxLiveとPlayStationStoreで出ますか?
A: まだ私達はDLCキャラクターの価格を考えていませんが、十分相場に合うようにあまり高くは設定しません。DLCキャラはキャラ以外にいくつかオマケがついてくる『パッケージ』としてリリースする予定です。ゲーム自体のリリースに今は集中していますので、(DLCに関しては)まだ細かい部分は決定していません。決定次第お知らせします。残念ながら、発売前に体験版は出ません。
・
・
8・ 従来のKOFにおいて、家庭版ではボスがプレイアブルな事が多かったです。KOFXIIIではどうなのでしょうか?ボス版のサイキやダークアッシュは使えますか?
A: 現在それにお答えする事はできません。
・
・
9・ 公式ガイドブックをリリースする予定はありますか? またはKOFデザインのアーケードスティックなど。
A: 現在公式ガイドブックの予定はありませんが、KOFのデザインがされたアーケードスティックには興味が湧きますね。以前実現しようとしましたがいくつかの事情でできなかった為、KOFXIIIは再挑戦してみるには丁度良い機会かもしれません。もし進展がありましたら、コミュニティーに告知します。
・
・
10・ ヨーロッパで更にSNKPlaymoreのゲームがRising Star Gamesによってリリースされるようになるのでしょうか?SNKPlaymoreとの関係に関して聞かせていただけますか?
A: サムライスピリッツ閃のりリース以来、当社はSNKPlaymoreとはとても良い関係を持たせて頂いております。私は常に大阪と連絡をとっており、全て順調にいっています。今はKOFXIIIに集中しなければいけませんが、Rising Star Gamesとしては将来にもSNKPlaymoreとプロジェクトを進められたら幸いです。
・
・
11・ よろしければKOFXIIIの家庭版リリースを待っているスペインへのプレイヤーの皆様へ、メッセージをお願いします。
A: 私達はどこの地域にも限らず、このように素晴らしく、また忠実なファンの方々がいらっしゃるゲームに携われる事を幸いに思います。そしてスペインのファンの皆様と、私達は勿論できる限りコミュニティーで携わりますので、是非支援をお願いします。私達はコミュニティーとの関係をとても重要視していますので、もし何か知りたい事がありましたらどうぞお気兼ねなくご連絡をください。私達はこれが今までの中でも特に素晴らしいKOFと思っており、皆様も間もなく経験することができます。待っていてください、KOFXIIIは皆様の期待を裏切りません。
・
KOF : づね氏@elive インタビュー ・ アジア情勢や家庭版13語る
先日eliveとの契約を発表した、KOFでは初のセミプロプレイヤーとなる づね氏。elive配信でbas氏とのインタビューが行われており、26分に渡り自分のKOF経歴、アジアと日本の違い、現状の家庭版13への感想や予想などについて話しています。日本語配信。
主な内容:
・何故中国は強いのか、その理由は?台湾との違いは?
・KOF98、無印とUMではどう違う?
・これからのelive活動をどう予想する?
・アーケード版と家庭用KOF13の大きな違いはどのように出ると思われる ? など
KOF XIII : プロデューサー山本氏、GameSpot編集長から直々にインタビュー
米国の大手ゲームサイト、GameSpot.comがEVO取材の一環としてプロデューサーの山本氏にインタビューをしています。しかも編集長のRicardo Torres氏直々に。山本氏は日本語で回答しているので動画を直接見るのがいいですが、一部編集長の質問を通訳者がミスっているのと、8分も見るのは面倒だという方の為に、実際の質問を元に軽いまとめを下に掲載します。 あくまでもまとめですので、口調などは実際の動画とは違い簡略されています。
約36体というのは何なのか、気になるところです。計算してみると、一応アーケード版からの31体+ビリー+サイキ+炎庵+アケボス2体でちょうどその数にはなります。
Q: ビルドの進行状況は?
A: 開発状況は90%で、殆んど終了している。
Q: コンテンツ・キャラクターリスト的には今回のビルドで仕上がっているか?
A: いや、まだ1割ぐらい、最後の調整が残っている。
Q: 前作はコンテンツ的に骨組みだけな感じだったという苦情が聞かれた。今作品はもっと色々と入っているという明白なメッセージを御社は出している。追加されたモードなどは?
A: 遊びのモードについてはかなり追加要素が入っている。倍ぐらいのゲームモードが入っていたり、そういう不満点は解消されている。
Q: いくつか具体的にモードの説明をしてもらえないか。
A: まずゲームの紹介にチュートリアルが追加された。今回はキャラクターが約36体・・あ、31体いるということで、それに合わせてキャラを紹介する為にミッションモードやプラクティスモードを追加した。あとひとつ、今回はストーリーモードを追加した。今まで断片的にしか語られていなかったストーリーを様々なキャラの視点から紹介できるようにしてある。
Q: ビジュアル的に過去のKOFより優れている。それに関して聞かせて頂けないか。
A: 特に見た目について変更点はしていない。しかしフチ周りのグラフィックをドットの荒さを見せないように、滑らかに見えるようには変更している。(注:通訳者のミスで質問の意図が理解できていない様子)
Q: 前作のオンラインモードは何かと、発売後に仕上がってきた感じだった。今回のオンラインモードはどうなのか。前作から引き継いで開発している感じなのか、それとも何か新しいのを作っている感じなのか。
A: 12の時に様々な問題点があったのでまずはそれをしっかり解消した。前回の問題点としてネット対戦の調整にに時間が取れなかったが今回はしっかりとった。そして仕様面での問題点としてルーム内に問題が多かったのでその辺りを改善した。12と同じ問題が起きる事は無い。(注:これも通訳者のミスで質問の意図が理解できていない様子)
Q: 発売日とプラットフォームは?
A: 10/27に発売。今現在最終調整をしているので今のバージョンより更に良いバージョンとなる。
KOF XIII EVOを公式支援・家庭用プレイアブル出展とプロデューサーの質問会
アトラスUSAが公式リリースで、米国で行われる2大イベント、『EVO』と『OTAKON』を公式支援するとのアナウンス。
まずは今月末、ラスベガスで開催されるEVOのKOFXIIIサイドトーナメント。公式スポンサーとして参加し、トーナメントに賞品を提供をする事を表明。またイベント開催中、同ゲームの家庭版がプレイアブル出展される予定。
更に、EVO開催中にパネルディスカッションが行われるとの事です。土曜日に予定されているこのKOFXIIIパネルでは、SNKプレイモアプロデューサーの山本圭氏とアトラスUSAプロジェクトマネージャーのYu Namba氏による開発トークが行われるとの事また、パネルへの参加者は直接質問を尋ねる事が可能。席はバッジを持つEVO参加者が優先。
同サイドトーナメントにおいては、立ち上げに携わっているDreamcancel.com, Orochinagi.com、 そしてSNK-Capcom.com により700ドルの優勝金も提供される予定。
・
・
プレスリリースより-
『私達には、KOFコミュニティーの持つ忠実性が報われる事こそ必要不可欠です。KOFXIIIこそが彼らの待ち望んでいたゲームだと確信し、出来る限り彼らの質問に答え、好奇心を満足させ、そして彼らの献身に恩恵をしたいと考えています。その一環として、家庭版のTHE KING OF FIGHTERS XIIIをEVO2011とOtakonへ持っていき、ファン達が直接試す機会を設けます。そして何より、私達は開発陣の主要メンバーがEVO2011のパネルに共に参加される事を嬉しく思い、コミュニティーの声が聞ける機会になる事を期待しています。』
-Aram Jabbari, アトラスUSA 広報・販売マネージャー
・
・
サイドトーナメント詳細:
開催日:7/30
参加費:$10
絞切 :同日13:00-13:30
方式 :ダブルエリミネーション・トリプルエリミネーション方式
レシオ:無
その他:RevLAtionsのトップ4優勝者シード権有り。
パネルディスカッション詳細:
開催日:7/30・朝10時
主催 :EVO, アトラスUSA
その他:席はバッジを持つEVO参加者が優先される
http://xbox360.ign.com/articles/118/1182262p1.html
http://shoryuken.com/2011/07/15/evo-panel-5-the-king-of-fighters-xiii-panel-and-discussion/
http://www.snk-capcom.com/?p=5272
KOF XIII 一周年、KOF-iインタビュー、KOF 95 PSN配信など
・KOFXIIIが今日で一周年を迎えました。
残念ながら何の音沙汰も公式サイトではありません。
・ iOS版のKOFiに関してファミ通がインタビューをしています。答えているのはこの前Orochinagi.comにも回答していたプロデューサーの山本圭氏。家庭用と同時進行で努めていたようですね。
http://www.famitsu.com/news/201107/14046776.html
・KOF95が本日よりPSNで配信開始となりました。価格はPS3版900円、PSP版700円。レトロですね。ネオジオステーション配信としては前作の12/22から約7ヶ月ぶりのリリースとなります。
http://game.snkplaymore.co.jp/game/neogeostation/lineup/details.php?id=11
英国のKOF事情とKOF教師・Orochinagi.com管理者インタビュー
昨日、KOFXIIIで SNKプレイモア と アトラスの 独占インタビュー (こちらをクリック) を公表したコミュニティーサイト、Orochinagi.com。最老舗KOFサイトでありながら日本ではあまり知られていないため、これを機にサイト管理者へイギリスのKOF事情の質問を兼ねてインタビューをさせていただきました。この場をお借りして、ご協力いただけたGunsmith氏に御礼申し上げます。(本文は和訳となります)
・
・
-本日はよろしくお願いします。早速ですが、Gunsmithさんは英国で大学教師をしながら放課後にはKOFを生徒に教えていると以前から耳にしています。日本では考えられないのですが、本当なのでしょうか?Orochinagi.comの紹介を兼ねて、その辺りのお話も聞かせていただけませんでしょうか?
Gunsmith: その話を聞いたのかい(笑) こんにちは、Gunsmithです。英国で英語学の教師をする傍ら、趣味でKOFのコミュニティーサイト『Orochinagi.com』を運営しています。もう長い間SNKのファンなんだけれど、きっかけは餓狼伝説をゲーセンで遊んでいたからなんだ。もちろん龍虎の拳とかサムスピなんかも結構好きだったよ。KOFを初めて見た時にはすごい熱狂したんだけれど、それから間もなく自分の学問を優先させるためにゲームを辞めたんだ。でもまたKOFシリーズに興味をもちはじめて、1997年にサイトを立ち上げてね。それが時間をかけて、いまみんなが知ってるOrochinagi.comにまで成長したんだ。
放課後に生徒達にKOFの遊び方を教えてるのはあくまでも布教活動としての一部だよ。大学では結構KOFを教え進めてきた感じだけれど、まだはじまったばかりさ。ここ数年の間で格闘ゲームの人気が戻ってきた感じだったから、これぞ機会だと思ったんだ。たとえば去年、私の生徒達は攻撃をガードすることさえもままならなかったんだ。でも年末の頃には必殺技やいくつかの超必殺技が出せるぐらいにまでは成長していたよ。めくりの防御とかはまだできてなかったけれどね。もちろんそういう技術的な事ばかり教えてちゃ飽きるだろうし、みんなが遊んでる間にアドバイスを与える程度にしてるよ。
以前誰かがネットで、KOFを覚えるには何年もかかるって言ってたのを覚えてるんだだけれど、最近になって本当にそんな気がしてきたんだ。もし2D格闘をした事がない人がいたら、いきなりKOFを遊び始めるとかはできないと思う。でも、私の生徒達の多くはKOFに興味を持ち始めたし、中には2002UMを買ってる子もいるよ。KOFXIIIの映像を見せたんだけれど、みんな興味津々だったんだ。・・・卒業してからも、遊び続けてくれるように願うよ。
-Orochinagi.comは最近まであまり日本では知られていなかった感じですが、欧州で色々KOFの布教活動に携わっていると耳にします。詳しくお聞かせください。
Gunsmith: Orochinagi.comの目的はみんなにKOFをあそんでもらう事なんだ。イベントを開催するし、また講座とかトーナメントとかもロンドンで行ってるよ。最近になるまで、KOF2002UMが最も遊ばれているゲームだったのだけれど、KOFXIIIがこれから来るわけだし、そっちに変わっていくだろうね。
-ええと…ちなみにKOFXIIは…
Gunsmith: XIIがリリースされた時、かなり促進しようと頑張ったんだ。トーナメントとか大学でのイベントとか進めてたんだけれど、夏休みに入ったあと、9月に戻った頃にはもうオンラインで遊んでる人はいなくなってたんだ。
そして今回はアトラスから、KOFのコミュニティーサイトとしてOrochinagi.comに連絡が届いたのですよね。この辺りの経緯を、話せる範囲で結構ですので聞かせてください。
Gunsmith: 実はそれに関しては質問としてアトラスに投げかけてみたんだ。でも(KOFのサイトとして)検索エンジンで見ると、常にOrochinagi.comはトップ5に出るんだ。そしてAlexaでも確かにOrochinagi.comがKOFサイトとしては一番高評価が出てるから・・。あと、対戦動画とかをアップしてるだけじゃないからね。イベントや大会も開催してるし。
-英国や欧州でのKOF人気はどんなものですか?
Gunsmith: 英国ではロンドンの中心街にいくつかKOFの入ってる筐体があるにはあるんだけれど、遊んでるのは観光客ぐらいなんだ。メンテがままなってない状態なんでね。だからみんな遊ぶ時はほとんどがネット対戦だよ。逆にフランスのゲーセン事情はもっと活気溢れてるんだ。国が大きいということもあるけれど、10ヶ所ぐらいはゲーセンがあるよ。
-では、英国と仏国のプレイヤーの強さに関してはどう思われますか?日本のプレイヤー達と行き渡れるほどの実力があるでしょうか?
Gunsmith: 多分英国よりフランスの方が今は強いプレイヤーが揃ってると思う。英国の強いプレイヤー達は、例えばRyan Hartとかがそうなんだけれど、スパ4に転向したからね。もし私が英国とフランスのトップ10人のリストを作ったら、上位3人はフランス人になって、4位と5位がイギリス人になるよ。フランスのSalimとFrionelが一番強いんだ。彼らはとにかく読み合いに強くて、その上に理想的な連続技を正確に繰り出す精度と、スピードも兼ね備えて持ってる。英国のプレイヤーたちは戦法的にはうまいんだけれど、連続技があんまり上手じゃないんだ。でもKOFXIIIでは別の話になると思う。KOF2002UMに比べて相当連続技を成功させやすいからね。
日本のトッププレイヤー達に比べて強いかどうかは、実際やってみないとわからないよ。日本のバター氏はSalimに倒されたけれど、現場で見てた人によると、公式試合の後の野試合で弱点を発見してから、その後は逆に一方的に勝ちまくってたらしいんだ。でも野試合だし記録が残らないから…そのうち再試合するしか!
実はSalimは2002UMで闘劇行きの切符を勝ってたりしたんだ。でも家庭の事情で日本に行けなくて。いつかは日本に行く事を夢見てるんだけれど、難しいんだ。もしSalimがEvo行きのトーナメント(Orochinagi主催でEvo行きの航空券が出るトーナメントが開催中)で優勝してそっちにも行けなくなったら、づね氏とかのプレイヤーが参加する訳だし、この先何年も後悔するだろうね。(注:このインタビューの時、まだづね氏がEvo参加を辞退した事が知られていませんでした)
-そしてもう一人のトッププレイヤーのFrionel氏は… もう日本のKOFコミュニティーでも若干知られてしまいましたね。KOFXIIIの情報リークをしたフランス人としてですけれど。さて次の質問ですが、EVOでKOFXIIIがサイドトーナメントとして発表されました。これに関してはどう思われますか?
Gunsmith: SNKP にはコアなファン層が強いけれど、カジュアルな格闘プレイヤー層にKOFをアピールさせるにはEVOが一番最高の場なんだ。みんな観戦してるからね。カ ジュアル層は人口が多いし、プロモーション的にもセールス的にもEVOはKOFXIIIをアピールさせるのに最大の機会だと思う。EVOは特にアメリカ市場での影響が大きいよ。
KOFXIII が国際的に、世界中のプレイヤー達が知っているゲームだとアピールさせるにも、EVOが一番の機会なんだ。昔はKOFのサイト が沢山あって競争しあってたけれど、今はお互いに組んで、国際的にコミュニティーをプロモーションしないとならない事に疑問は無いと思う。
数年前、DreamCancel.comのKane氏がロンドンに来たんだ。そして今年は私が少し前にロサンゼルスに足を運んで、色々KOFについて話し合ったよ。それ以来、一緒にしっかりと頑張ってるんだ。ヨーロッパからはトーナメントを開催して、優勝者をEvoに送る予定にしてる。米国、日本、そしてヨーロッパからわざわざ選手がやってくるとなれば、Evoに他のゲームで参戦しに来たプレイヤー達の興味もひけると思う。
-今や格闘ゲームというのは、観戦層が多いですから確かに英語圏ではEVOこそが一番のアピールの機会というのも納得いきます。そして日本を含め、国際交流ができるKOFコミュニティーが出来上がれば面白いかもしれませんね。最後に、日本のKOFプレイヤーの方々に一言お願いします。
Gunsmith: 日本のKOFのファンの方々に、英国とヨーロッパにいる私達KOFファンも心で繋がっていて、彼らを目標として見上げている事を伝えたいです。日本から出てくる沢山の試合映像から学べた事は山ほどありました。そして日本のファンアートやコスプレも最高です!KOFファンとして共に立ち、共に楽しめる事を願います。みんなで世界にKOFを教えましょう!
-本日はありがとうございました。
KOF XIII: SNKプレイモア&アトラス 独占インタビュー(Orochinagi.com)
SNKプレイモアのKOFXIII・山口プロデューサーを含んだ、AtlusUSAの2社インタビューが最老舗KOFサイトOrochinagi.comにアップ。主にネットコード関連の内容となっている。以下翻訳-
Alan Francois (“英国のKOF教師” Gunsmith、Orochinagi.com管理者。以下Orochinagi.com): E3はいかがでしたか?KOFXIIIは会場で注目されましたでしょうか?
Aram Jabbari (米アトラス・広報マネージャー、以下Aram): E3はアトラスにとって最高のショウでした。終始ブースへひっきりなしに客様が訪問してくださいました。KOFXIIIの発表に結構皆様が驚いていた事は嬉しかったです。一般用のプレイアブル出展はしていなかったのですが、常にXIIIのファンの方々が訪れてくださり、いかに家庭用が期待されている事か感じました。本当にありがたいことです。
Kei Yamamoto (SNKプレイモア社・KOFXIIIプロデューサーの山本氏、以下山本): E3以降の皆様の反応を大変興味深くフォローさせて頂いています。ファンの皆様の間で興奮が高まっているのを見ますとシリーズを続けてよかったと感じます。そして同時に、皆様の予想を越える家庭用KOFXIIIを出す事が使命だと感じています。
Orochinagi.com: XIIIのネットコードはXIIの物がベースでまだ開発の初期段階だと(E3で)報道されていました。しかしそれ(E3より)以前、SNKPlaymoreは既にXIIIのネットコードには自信があって、他社のタイトルより優れていると感じているとの話も出回っていました。実際のところ、現状はどうなっているのか明快にしていただけますか?
Aram: (E3報道に関して)あれには少し誤解がありました。実際のところ(E3では)オンラインモードは見せていませんでしたし、あの時本当に言いたかったのは、開発チームはKOFXIIでかなり色々学び、その知識がXIIIのネットコードのの基礎になっているという事だったのです。以前のXIIと同じネットコードを基礎にしているのではありません。でもありがたい事にその誤報の結果、いかにコミュニティーの皆様がオンラインに関して真剣なのかを知ることができましたし、私達もオンラインが大事だと共感しています。
山本: オンラインプレイの改良こそが家庭用KOFXIIIを作る際の、私達の一番の課題となっています。私達が新しいネットコードを開発するにあたって、KOFXIIの時に頂いた数々のコメントはとても掛け替えのない物となりました。安定した、質の高いオンラインプレイは私達にとって最重要課題です。ネットコードをできる限り最高な物とすべく、毎日頑張っています。
Orochinagi.com: アトラス側はプログラミングやコンテンツ内容について影響力を持っていますか?
Aram: 家庭用KOFXIIIに関して私達はSNKPlaymoreと密接に関わっています。アトラス内でプログラミングは行われていませんが、調整や改良、そしてオンラインの最適化には関わっていきます。
Orochinagi.com: GGPOはご存知ですか?
Aram: 無論GGPOのSDKはちゃんと(存在を)知っています。そしてコミュニティーの皆様に強調させていただきいのですが、SNKPlaymoreもアトラスもレイテンシ処理の改善にはかなり力を入れていれており、特にKOFXIIにおけたような、格闘ゲームのオンラインでの同期問題や安定性の問題には取り組んでいます。
山本:アトラスと全く同意です。先ほども言いましたように、安定した、高品質なオンラインプレイこそがKOFXIIIでの重要な要素です。前作より改善されている事を約束します。
Orochinagi.com:英語音声はありますか?
山本:日本語のみとなります。その方がプレイヤーの方々によりよいKOFXIIIを味わっていただけると思っての判断です。
Orochinagi.com: テキストに関しては、日本語以外の言語に翻訳されますか?
山本: 出来る限りのプレイヤーの皆様に元のアーケード版の会話と家庭用の新しいストーリーモードを楽しんで頂きたいので、テキストは英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、中国語、そして韓国語となります。
Orochinagi.com: 両社の関係がどのようにはじまったのかを教えていただけますか?どちらがどちらに声をかけたのです?
Aram:アトラスは以前よりSNKPlaymoreと良い関係にありました。そして弊社のスタッフにはJames Kurokiなど、長年KOFのコミュニティーに携わっていた人間もいます。私達は、あの伝説的なKOFシリーズの作品を世に送れる機会に恵まれ、また、問題的だった前作からシリーズへの信用と信頼を取り戻す機会に巡り合えたという事に気付き、その挑戦に興奮しました。KOFXIIIを長い間遊んだところ、これは特別な何かだと私達は気付いたのです。
山本:私達はアトラスととても良い関係にあります。古いところでは餓狼伝説(SNES)、そして最近ではメタルスラッグXX(PSP)などでです。アトラスはファンを大事にする会社として、そしてロングランのシリーズを今までに何度も出している経験のある会社として、私達のように知られています。また、スタッフの方々の多くが私達のタイトルをよく知っています。アトラスがKOFXIIIで私達の北アメリカのパートナーとしてついている事を幸いに思います。
Orochinagi.com: ヨーロッパでのリリースは予定されていますか?
山本:ヨーロッパのリリースに関するアナウンスは近々行われます。
Orochinagi.com: 最後に一言お願いします。
山本: 安定した高品質なオンラインプレイや充実したゲームモードなど、PS3とXbox360用のKOFXIIIはシリーズのファンと格闘ゲームファンの方々にとって究極のゲームとなるでしょう。深みのある洗練されたシステムで最高の対戦を楽しんでください。更なる情報をまた後日に明かさせて頂きます。どうぞこのホリデーシーズンのリリースに期待してください!
・
・
注1) Orochinagi.com管理者 : 大学教員ながら教室で放課後には生徒達にKOFを教えている程のマニア。イギリスのKOF大会にはほぼ全て関わっている。ウメハラに『I LOVE SHERMIE』と書かれたサインを持たせた記念撮影はKOF英語圏で話題になった。「当然さ、英国紳士としてはね」 (インタビューはこちら )
・
・
リンク:
http://orochinagi.com/2011/06/interview-with-atlus-and-snkp
Orochinagi.com&Elive.Pro、Frionel氏へ追加インタビュー
4月中旬、KOFXIIIの家庭版が年内に、しかも夏以降に発売されるとの噂がインターネットに広まった。(注5
そのソースはフランスのトップKOFプレイヤーとして知られているFrionel氏。以前からSNKプレイモア社と筋が通っている同氏がポッドキャストサイトElive.Proで、話せる範囲内で公表した情報だったのである。
Frionelとは一体誰だ?そして彼のSNKプレイモアとの接点は?
事の真相について、Orochinagi管理者がFrionel氏にインタビューをElive.Proの提供によるポッドキャストで行った。